第3回ナノバイオセラミックスによる細胞機能制御テクノロジー研究会が開催。

2016.12.16

 12月8日(木)「第3回ナノバイオセラミックスによる細胞機能制御テクノロジー研究会」が複合施設アオーレ長岡にて開催されました。この研究会は公益社団法人日本セラミックス協会公認で協賛企業2社と中堅・若手研究者を中心に構成されていて、今回は大学・高専教員の他に2名の高専生を含む9名の学生と、企業から参加の4名を合わせた23名が集まりました。
 冒頭の挨拶で研究会の代表を務める多賀谷基博准教授(長岡技大)が、「今の時代はセラミックスだけを研究していてもだめで、バイオを含めた分野横断的な研究者の融合が重要。その意味でこの研究会の位置づけは重要であり、ナノバイオセラミックスが長岡技大にとっての”地域貢献力(国立大3分類の一つ)”向上のように、各大学・高専の学校力向上の一端を担えるよう発展性のある研究会にしていきたい」と話し、研究会の重要性や今後の予定を参加者全員で再確認していました。
 続いて行われた招待講演会では、奥田充宏氏(CIC nanoGUNE(スペイン))、柴弘太氏(物材機構)、林智広氏(東工大)の3名が、ナノバイオセラミックスに関する先端の研究内容を学生にも理解できるよう分かりやすく紹介。参加した学生も熱心に聞き入っていました。学生5名(内1名は高専生)による研究発表では、教員からの質疑に対してもしっかりとした応答をする学生の姿が見られ活発な議論が交わされていました。
 この研究会はナノバイオセラミックスの先端研究を知る機会であると共に、学生教育にとっても良い機会となっていて、これからの研究者・技術者育成に重要な役割を担っていると感じられました。

(岸本真一)