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開放特許抄録集


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整理番号:0263 印刷用PDF
特許名称 一重項酸素を発生する方法
発明者
略歴/業績他 
研究室概要
高橋 由紀子、 伊藤 大起

利用分野

有害有機物の分解処理、医療現場での殺菌

発明の目的 この発明は、大気および水中の酸素分子を利用して、光等のエネルギー照射により一重項酸素を発生する一重項酸素発生膜を用いて一重項酸素を発生する方法に関するもので、複雑な装置を用いずとも、安価に一重項酸素を発生させ、光照射反応による分解や退色が起こりにくい一重項酸素発生膜を提供することを目的とします。
概要 エネルギー照射により、一重項酸素を発生する疎水性の有機化合物からなる平均粒径が10〜4000nmの光増感剤微粒子を水性媒体に分散させた分散液を、前記粒子の粒径よりも小さい孔径を有するメンブレンフイルターで吸引濾過してその片側表面に前記複合体粒子を膜状に付着させて一重項酸素発生膜を作製します。
特徴・効果 (1)簡単な工程で効率よく、メンブレンフイルターの最表面のみに一重項酸素発生膜を作製できます。
(2)得られた一重項酸素発生膜は、有機光増感剤が微粒子として膜状に結合されており、安定に保持されます。
(3)有機光増感剤の粒子は、メンブレンフィルターの最表面のみに局在するため、発生した一重項酸素が支持体等によって失活するのを最小限に抑制します。
(4)支持体であるメンブレンフイルターの表面に全ての光増感剤が担持されているため、照射光が有効に一重項酸素の励起に使用されます。
発明の詳細・
図面等

【特許請求の範囲】
エネルギー照射により一重項酸素を発生する疎水性の有機化合物からなる平均粒径が10〜4000nmの光増感剤微粒子を、表面に前記微粒子の粒径よりも小さい孔径を有する最表面層を備えたメンブレンフイルターの片側表面に膜状に付着させた、エネルギー照射により一重項酸素を発生する一重項酸素発生膜に、エネルギーを照射することを特徴とする一重項酸素を発生する方法。

【詳細】
一重項酸素発生膜の製造手順は以下のとおりです。
1.エネルギー照射により一重項酸素を発生する疎水性の有機化合物からなる光増感剤を有機溶媒に溶解し、これを激しく攪拌した水又は水及び水と相溶性のある有機溶媒との混合溶媒(両者をあわせて「水系溶媒」と称します)の中に射出します。
2.得られた微粒子の分散液を、表面に粒子の粒径よりも小さい孔径を有する最表面層を備えたメンブレンフイルターで吸引濾過することにより、前記メンブレンフイルターの片側表面に前記疎水性光増感剤微粒子を膜状に付着させて一重項酸素発生膜を製造します。
以上の工程で、疎水性の有機化合物からなる微粒子をメンブレンフイルターの片側表面に均一に膜状に付着できます。これにより、低コストで効率的に一重項酸素発生膜が得られ、その膜厚は50nm〜5μm程度が好適です。
なお、図1中、1は有機化合物光増感剤微粒子の薄膜、2はメンブレンフィルターを示します。

図1 一重項酸素発生膜断面の模式図
一重項酸素発生膜断面の模式図
図2 微粒子膜の最表層の電子顕微鏡写真
微粒子膜の最表層の電子顕微鏡写真
ライセンス情報
  • 特許登録番号:第5649407号
  • 登録日:H26年11月29日(2014年)
  • 権利満了日:H42年10月29日(2030年)
  • 実施許諾:可
  • 権利譲渡:否
事業化情報
  • 実施実績:無し
  • 許諾実績:無し
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