近年の急速なグローバル化による日本企業の海外進出とそれに伴う日本国内の産業空洞化の課題に対応し、世界で戦える技術者の養成が求められています。この社会的な要請に応えるため、本学、豊橋技術科学大学及び国立高等専門学校機構とが連携し、文部科学省が平成２４年度から実施している国立大学改革強化促進事業へ応募し、「三機関（長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学、国立高等専門学校機構）が連携・協働した教育改革～世界で活躍し、イノベーションを起こす実践的技術者の育成～」が採択されました。
技学イノベーション推進センターは本事業における実働部門であり、イノベーション創出を目指す産金学官融合研究を通した教育を推進することを目的として、 平成25年９月、長岡技術科学大学内に設置されたものです。
センターの業務は以下のとおりです。

1. イノベーション指向人材育成の体制整備及び基本方針の策定
2. イノベーション指向人材育成カリキュラムの開発
3. イノベーション教育モデル・評価方法の開発
4. 産学官融合キャンパスの体制整備

三機関で連携して設ける産学官融合キャンパスネットワークや海外教育拠点等を活用しながら、イノベーション指向と海外展開指向の視点を意識しつつ、融合的に人材育成を行うことにより、グローバル社会をリードするモノづくり人材、世界で活躍し、イノベーションを起こす実践的技術者の育成を目指して行きます。

技学イノベーション推進センター長
山口　隆司