冒頭挨拶する三上理事・副学長
会場の様子
全体ディスカッションの様子
1月14日(木)一橋大学一橋講堂にて、高専・両技大及び連携企業から41名が集まり、技学イノベーション推進センター中間報告会が開催されました。
報告会冒頭で三機関連携事業イノベーション産学官融合キャンパス構想検討部会長である長岡技術科学大学の三上理事・副学長から挨拶があり、「一同に会するのはキックオフ以来ですので、隣のグループの成果を聞いて、事業後半、各グループの課題が見つけられるとよい会になる」と、この報告会の趣旨を話されました。
引き続き、技学イノベーション推進センター長である長岡技術科学大学の山口教授から三機関連携事業と技学イノベーション推進センターの全体概要について説明があり、本事業の構想が参加者一同で確認されました。
報告会は3部門(技学実践教育・基幹ネットワーク運用、融合キャンパス推進、技学イノベーション・産業創出実践)の本格的な活動が始まった平成26年度から今日までに行われた活動実績報告が中心となりました。技学実践教育・基幹ネットワーク運用部門からは、イノベーション指向人材に求められる能力の具体的な定義づけとその育成プログラム案が示され、その取り組み事例の報告がありました。また、GI-net活用の実績についても報告がありました。融合キャンパス推進部門からは、地元企業との連携に力点を置いた学生教育の場について報告があり、具体的取り組みとして4ワーキンググループ(WG)の活動が紹介されました。技学イノベーション・産業創出部門からは、部門内6領域(クリーンエネルギー、レジリエントインフラ、アグロインダストリー、プレミアム地域ブランド、アシスティブテクノロジー、グローバルイノベーション教育)別に報告がありました。
各領域とも専門技術分野として3~6つのWGを形成し、各分野の開発目標達成への取り組みを通じた学生教育の事例紹介がありました。事例としては、学生教育のための教材開発、海外における学生の研究活動や学会等での英語による発表、高専-技大間での相互インターンシップや合同勉強会、合同シンポジウム開催による連携強化等があげられ、加えて、学会やコンテストでの学生の受賞実績も数多く報告されており、様々な場において本事業で取り組む教育の質が評価され始めていることがうかがえました。
報告会の最後には、今後の取り組みについての全体ディスカッションがあり、高専-技大間での相互インターンシップに関連する事や、女性の活躍の場等について意見が交わされていました。各参加者は、他領域の活動事例が自身の参画する部門・領域の今後の活動に参考となったように見受けられ、有意義な報告会となりました。