長岡技大にて小型風車研究会を開催しました

2016.3.22

 3月16日(水)に長岡技大D講義室を会場に、小型風車研究会を開催しました。
一関高専、長岡高専、舞鶴高専、富山高専、石川高専の5高専、長岡技大の学生及び教員が参加しました。

マイクロ風車は、再生可能エネルギーに関わる人材育成が強く求められていることに加え、流体力学、電磁気学、安全、材料、加工技術、デザインといった幅広い分野と関わりがあるため、今後の高等教育機関における「ものづくり教育」「設計教育」「エンジニアリングデザイン教育」等において優れた教育教材としても期待できます。

 研究会では、これまでに高専と長岡技大が協力して行ってきた小型風車コンテストを中心とした活動を振り返り、各高専から関連した設計・ものづくり教育に関するこれまでの取り組み、教育・卒業研究等の事例の紹介があった後、小型風車を利用したPBLの優れている点や、学生の専攻分野の違いにより生じる問題点等に関する議論など、各発表で予定時間を超えた意見交換が活発に行われました。そして、さらなるネットワークづくりや教材開発など、今後の展開についても意見が交わされました。研究会の最後には、各校で設計・試作した風車のデモも行われ、参加者は小型風車を使った教育効果を実感していました。