12月22日(木)長岡技術科学大学にて、企業研究者、公設試職員、大学・高専教員、学生らが参加したMACKIY講演会が開催されました。
この講演会は、昨年度開催された第3回に続き、技学イノベーション推進センターが主催となり、前回を上回る9名の学生と30名以上の企業関係者を含む46名が集まって、粉末焼結法の一つである放電プラズマ焼結法(Spark Plasma Sintering:SPS法)に関連した最先端の研究について議論が交わされました。
講演会の始めにはフォーラムMACKIYの巻野先生からSPS法について「日本発の技術であり、工業プロセスに乗せるにはまだ課題が多いが、面白いもの(材料)を作れることは確かであるので、企業の皆様からの御協力をお願いしたい」と話され、具体的な応用先やそのための課題等についての紹介がありました。その後、大学・高専、公設試、企業それぞれの立場から7件の講演があり、広い観点での意見が交わされていました。
この講演会はプレミアム地域ブランド領域の活動の一環であり、「地域産業のブランディングに向けて」と題した討論時間も設けられ、オリジナリティーの高いSPS法を核とした展開とそれに伴う教育効果についても意見が交わされていました。
(岸本真一)