物質の表面や固体と液晶界面の諸現象をとことん追求し、有機電子デバイスの新たな可能性を開拓

~既存の電子デバイスに対する革新的技術改良で、電力問題の解決を目指しています~

液晶デバイス研究室

技術シーズカテゴリー
ものづくり
キーワード
液晶応用物理学原子間力顕微鏡電子ディスプレイ鉛蓄電池分子配向制御偏光解析有機結晶有機電子材料溶液塗布

研究室教職員

木村 宗弘

木村 宗弘KIMURA Munehiro

電気電子情報

教授

TEL:
0258-47-9540
FAX:
0258-47-9500
柴田 陽生

柴田 陽生SHIBATA Yosei

電気電子情報

助教

TEL:
0258-47-9568

専門分野

1.物性:電子デバイス
2.物性:表面科学

研究分野

1.印刷技術による有機電子デバイスのroll2roll作製法の開発
2.界面分子配向制御に関する研究
3.新方式高速応答ネマティック液晶表示素子の開発
4.液中AFMによる固液界面物性の研究
5.液晶セルの種々パラメータ測定法
6.機能性有機材料と液晶の分子間力制御に関する研究

主要設備

時間分解分光エリプソメーター2台、アッベ屈折率計、表面張力測定器、ラビング装置、液中原子間力顕微鏡、界面アンカリング・フレクソエレクトリック分極測定装置、スリットコーター、ブレードコーター、ディップコーター、スピンコーター、3Dプリンタ、蛍光分光光度計、インピーダンスアナライザー、疑似太陽光光源、圧力/引張試験機、He-Cd Laser

得意とする技術

1.シミュレーションを用いた分子配向/光学計算
2.偏光解析による薄膜の膜厚、屈折率測定
3.液晶材料の弾性定数、誘電率異方性、屈折率異方性等の物性測定
4.配向膜のアンカリングエネルギー測定
5.表面構造計測、基板平坦化
6. 有機薄膜素子特性の評価

産学官連携実績・提案

・液晶配向評価 {LCD関係各社から応需}
・アンカリングエネルギー測定装置の開発 {東陽テクニカ株式会社より製品化}
・スリットコーターによる高機能薄膜の形成{材料メーカー各社から応需}

交流を求めたい分野

・鉛蓄電池および電極材料
・添加剤開発企業
・農作物の光合成技術にかかわる企業
・フレキシブルデバイス開発企業

知的財産等

液晶表示装置(特開2007-192854)
液晶素子の製造方法(特開2009-175247)

メッセージ

当研究室は、液晶分子の配向制御に重要となる基板表面・界面の評価に長けています。近年ではユニークな特性を持つデバイスの開拓のため、新種の液晶材料や、液晶の配向能を活用する種々の有機材料の分子配向制御に挑戦中です。特に印刷エレクトロニクス技術開発や農業フィルムに興味を持たれている材料メーカー様との共同開発を希望しております。

  • 固体表面と液体とが接している境界面のトポグラフィーや各種物性観測が可能な原子間力顕微鏡(島津製作所SPM-8100FM)固体表面と液体とが接している境界面のトポグラフィーや各種物性観測が可能な原子間力顕微鏡(島津製作所SPM-8100FM)
  • 液晶分子配向印刷機(スリットコーター)液晶分子配向印刷機(スリットコーター)
  • インプリント法で作製した新規高速応答液晶の基板表面インプリント法で作製した新規高速応答液晶の基板表面
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