電子と光とセラミックス
電子セラミック研究室
研究室教職員
岡元 智一郎OKAMOTO Tomoichiro
電気電子情報
准教授
- TEL:
- 0258-47-9513
- 研究者詳細
専門分野
1. 物性:光エレクトロニクス、電子材料
研究分野
・材料科学 ・ファインセラミックス ・薄膜材料 ・電子デバイス ・発光デバイス ・超伝導デバイス
・センサー ・超断熱材料
主要設備
X線回折装置(理学、MultiFlex)、
熱分析装置(理学、TG8120、DSC8270)、
AFM(セイコー、SPA-300)、SEM(日本電子、JSM-5510)、
EDS(日本電子、JED-2201)TEM(日本電子、JEM-1011)、
クロスセクションポリッシャ(日本電子、SM-9020CP)、
サーモカメラ(NEC/Avio・TH9260)、
自記分光光度計(島津、SolidSpec-3700DUV)、
分光蛍光光度計(日立、F-7000)
インピーダンスアナライザ(YHP、4192A)、
R.F.マグネトロンスパッタ装置(日電アネルバ、SPF-332H)、
粒子径&ゼーダ電位測定装置(Malvern、Zetasizer Nano ZS)、
カーボン炉(モトヤマ、MTG-825)、
フーリエ変換型赤外分光光度計(VARIAN、4100FT-IR)、
親水化処理機能付カーボンコーター(メイワフォーシス、CADE-E/S)
得意とする技術
電子材料セラミックスの作製・評価、薄膜の作製・評価 、材料の構造解析・評価、誘電体・磁性体の応用、固体表面分析、熱分析、分光分析
産学官連携実績・提案
電子材料セラミックスの加工及びメタライズの研究 、室温作動型光検知式水素ガスセンサーの実用化研究、ホットスポット現象を利用した酸素センサの開発研究 、高機能光デバイスの開発研究 、通電加熱法による酸化亜鉛結晶の成長制御 、絶縁性セラミックスに関する研究 、超断熱材料に関する研究 、通電加熱法による立方体状Niナノ粒子の作製、水を含んだ結晶構造を有する新規蛍光体の開発、蛍光体用材料の蛍光特性に関する研究、無機・有機複合材料の機械的・熱的・電磁気的特性の評価、希土類を使用しない赤外域蛍光体の探索及び発光特性に関する研究
交流を求めたい分野
界面制御技術 、微細加工技術 、エネルギー技術
知的財産等
電子線励起用無機蛍光体及びその製造法(特開2012-007029)
微粒子およびその製造方法(特開2012-117088)
酸素センサー(特開2007-085816)
メッセージ
我が国の技術・科学分野における先導的課題は新材料の開発である。特にエネルギー変換に関与する新材料の開発は、次世代の産業構造を支える中心的課題である。当研究室では、光・電気・磁気および原子・分子等に付随する一次エネルギーを相互作用を通じて効率よく変換し得る素子の基材として、酸化物をはじめとする各種無機化合物固体に注目している。それらの均一体、複合体の薄膜、バルク、微粒体を合成し、物質自身はもちろん、表面や界面で強調される物理的化学的作用を機能性の観点から評価・解析している。その結果、見いだされる新しい知見を総合して、新材料の開発および素子として実用化を図っている。
- 図1 セラミックス線材に室温で電圧を印加することにより電界方向に移動するホットスポット現象(図中の「赤く見える」部分-実際は赤熱している-がホットスポット)
- 図2 酸化亜鉛セラミックス線材を通電加熱することにより線材表面に成長した特殊な形態を有する酸化亜鉛単結晶(ダブルホロー)