光と超音波を駆使した新しいイメージング技術の開発及び応用
画像計測システム工学研究室
研究室教職員
平沢 壮HIRASAWA Takeshi
電気電子情報
准教授
- TEL:
- 0258-47-9524
- 研究者詳細
専門分野
1. 科学技術一般領域/計測工学
2. 情報科学・工学/画像処理
3. システム・制御工学/自動制御
研究分野
光や超音波をはじめとする各種物理エネルギーの特性を利用して、生体組織などの不透明な物質内の内部の3次元構造を可視化する技術に関する研究を行っています。光学系及び超音波計測系を含む計測技術,計測データから画像を構築する信号処理技術,画像データを解釈するデータ分析技術,計測技術の産業応用と,一貫した研究を実施しています。
主要設備
ナノ秒パルススーパーコンティニューム光源
超音波計測機器
(今年度に新設の研究室であり,今後拡充予定です)
得意とする技術
1. 光や超音波を用いた画像化技術,計測技術
2. 分光計測技術及びその解析技術
3. 不透明物質内の非侵襲的(非破壊的)可視化技術
4. 生体と光の相互作用に関する解析技術
産学官連携実績・提案
今年度に新設の研究室であり,現段階で実績はありません。
研究代表者の前職においては,光と超音波を利用した計測技術(光音響計測技術)を利用した医用イメージング機器開発及び顕微鏡装置開発等の実績があります。
交流を求めたい分野
1. 光源開発分野(パルス光源,広帯域光源)
2. 超音波計測分野(広帯域センサ,非接触センサ)
3. 医療分野(表在性病変に関連する血管新生や線維化の可視化)
4. ライフサイエンス分野(3次元培養組織の評価)
5. 食品検査分野(構成成分及びその分布の非破壊的計測)
6. 農業分野(植物の生育や病気に関する分析)
メッセージ
光や超音波を組み合わせることで,光だけでも,超音波だけでも計測できないデータを取得可能としています。これまで力を入れて実施してきた医療・ライフサイエンス分野に加え,工業や農業などさまざまな分野に役立てたいと考えております。装置開発からデータの解析まで行えるのが本研究室の強みであり,様々な業種と連携できます。
- 光音響顕微鏡で観察したマウスの耳の血管分布 (Hirasawa et al, J. Biomed. Opt., 29(S1), S11527, 2024)