開放特許抄録集機械関係

整理番号:0043

振動加工機に用いられる可視化装置

利用分野

超音波加工機(旋削、研削、ドリル加工など)

発明者

  • 磯部 浩已

発明の目的

振動発生装置からの振動に同期して発光する複数の光源により、加工部分の状態を静止画像として可視化し観察できるようにします。

概要

振動発生装置の振動周期に同期して極短時間発光する光源からの光を、光ファイバーで集めて加工部分を映像化します。

特徴・効果

振動加工機からの振動に同期して発光した光を光ファイバーで集めて加工部分へ照射し、この状態でカメラのシャッタを開放状態として加工部分の静止画像を観察しながら高精度の加工ができます。

また、光源は発光ダイオードであるから立上り特性が鋭く、かつ短い周期で光源を発光させることができるので、周波数の高い繰り返し加工現象に対しても静止状態の可視像が得られ好適な加工ができます。

発明の詳細・図面等

【特許請求の範囲】

振動発生部により加工具に振動を与えつつ材料を加工する振動加工機に用いられる可視化装置であって、前記振動発生部に向けて信号を発信する発振ユニットと、前記加工具の振動を検出する振動検出素子と、複数の発光ダイオードと、前記複数の発光ダイオードからの光をそれぞれ前記加工具による材料の加工部分に導く複数の光ファイバーと、前記発光ダイオードに発光信号を発する発光ユニットと、前記振動検出素子により検出した振動における前記材料と前記加工具とが最も接近した位置又は最も離間した位置となる発光タイミングと発光時間とを設定する調整ユニットと、前記加工部分を撮影する撮影手段と、を備え、前記調整ユニットに基づき設定される前記発光ユニットの発光信号により、前記撮影手段のシャッタの開放時間内に前記発光ダイオードを複数回発光して、前記材料と前記加工具とが最も接近した位置又は最も離間した位置となる発光タイミングでかつ前記振動の周期より大幅に短かい発光時間での前記発光ダイオードの繰返される発光により前記加工部分の振動を静止状態にして撮影する、ことを特徴とする可視化装置。

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【詳細】

振動加工機の振動発生装置6からの振動に同期して複数の光源20を発光し、該光を光ファイバーにより集めて加工部分Aへ照射します。このとき、カメラ35のシャッタを開放した状態で、加工具8の振動周期に対して同じタイミングにより発光ダイオード21を複数回発光する。これにより、短時間の発光ダイオード21の光源であっても、撮影可能な総光量となり、加工部分Aの静止画像が可能となります。

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加工状態詳細図

可視化装置全体図

ライセンス情報

特許登録番号
第4465475号
登録日
H22年3月5日(2010年)
権利満了日
R7年1月19日(2026年)
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実施許諾
権利譲渡

事業化情報

実施実績
無し
許諾実績
無し

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