日本発!有機伝導体!
超分子物性化学研究室
研究室教職員
今久保 達郎IMAKUBO Tatsuro
物質生物
教授
- 研究者詳細
専門分野
基礎化学:物性化学
研究分野
1.有機伝導体の結晶構造制御法の開発
2.新規有機超伝導体の開発
3.有機伝導体の複合機能化
主要設備
単結晶X線構造解析装置
磁気測定装置
電気伝導度測定装置
質量分析装置
サイクリックボルタンメトリー装置
超純水製造装置
分光光度計
有機単結晶育成設備
得意とする技術
・電子物性制御を指向した有機結晶の精密構造制御
・ヨウ素の特性を活かした超分子構造の構築
・有機材料のX線構造解析および磁化率・電気伝導度の測定
・高周期ヘテロ元素を含む新規π電子系の合成開発
交流を求めたい分野
・ヨウ素の特性を活かした有機電子材料の創出
・有機結晶を用いた半導体素子(ダイオード、トランジスタ等)の開発
・有機伝導体の化学反応性(特にリサイクル性)の開発
知的財産等
4,5-ジメチル-[1,3]ジセレノール-2-セロンの新規製造方法(特許第5083753号)
4,5-ジヨード-[1,3]ジセレノール-2-オンおよび関連誘導体、およびそれらの新規製造方法(特許第4389051号)
[1,3]ジセレノール-2-チオンの新規製造方法(特許第4385154号)
メッセージ
新規分子の合成から単結晶育成、結晶構造と電子物性の評価まで、ワンストップで可能な研究室です。
- 図1 新しい分子間相互作用である「ヨウ素結合」の模式図。貴重な純国産資源であり、世界総生産量の34%(2012年)を日本が生産。
- 図2 ヨウ素結合で構築した、超分子有機伝導体の結晶構造の一例。
- 図3 我々が開発した超分子有機伝導体のリサイクルスキーム