超音波振動を機械加工に!

精密加工・機構研究室

技術シーズカテゴリー
ものづくり
キーワード
加工計測機械設計精密位置決め切削・研削加工超音波加工

研究室教職員

磯部 浩已

磯部 浩已ISOBE Hiromi

機械

教授

TEL:
0258-47-9732
FAX:
0258-47-9862
川村 拓史

川村 拓史KAWAMURA Hirofumi

助教

TEL:
0258-47-9733

研究分野

1.超音波振動を援用した金型の形彫り・鏡面仕上げおよび機能性マイクロテクスチャ創成加工
2.難削・硬脆材料へのサブミリサイズのドリル加工
3.超音波エネルギを加工液に重畳した難削材加工
4.透明な被削材の内部応力変動の超高速度撮影
5.易損薄板・粉体などの非接触搬送技術の開発

主要設備

・マシニングセンタ(牧野フライス製作所V22)+超音波振動援用加工スピンドル
・高速度カメラ(フォトロン) ,偏光高速度カメラ(フォトロン)
・周波数特性分析器(エヌエフ回路ブロック)
・レーザードップラ振動計(小野測器)+フリンジカウンタ変位計

得意とする技術

1.超音波振動を援用した難削材の研削、切削加工技術
2.上記に関する装置設計・製作
3.超音波振動を利用した物体の非接触支持・搬送技術開発
4.切削加工現象の撮影技術
5.圧電素子を利用した各種微動機構のトータルシステム開発
6.板バネや弾性ヒンジを用いた高精度案内機構の設計、製作

産学官連携実績・提案

・機械加工精度を持つ位置精度補償多関節ロボット開発(NEDO 課題設定型産業技術開発費助成金)
・加工応力可視化による高硬度ガラス基板の超音波援用三次元研削加工の生産性向上(研究成果最適展開 マッチングプランナープログラム 探索試験)
・超音波振動を援用した難削材への小径穴あけ加工技術の開発(戦略的基盤技術行動化支援事業)
・金型の型彫りおよび鏡面仕上げ加工のための超音波振動援用研削スピンドルの実用化(JST地域イノベーション創出総合支援事業)
・難削材への小径穴加工のための小型超音波援用加工用スピンドルの実用化(産学官共同研究活性化(善バレ版RSP)事業)
・超音波振動を利用したガラス基板、フィルムなどの易損品の非接触搬送装置(戦略的基盤技術行動化支援事業)

交流を求めたい分野

・難削材の切削・研削加工
・高機能化表面加工
・金型加工、精密加工分野
・半導体、液晶等製造分野

知的財産等

超音波振動援用加工装置、加工技術およびその周辺技術に関する特許
超音波エネルギを加工液に重畳する装置およびその加工技術に関する特許
非接触搬送技術についての特許

メッセージ

・産業界で活用できる加工技術開発を進めているので、産学連携は資金やニーズ、学生のモチベーション向上のために必要です。
・超音波加工は、従来技術では超えられなかった壁をブレークスルーする方法の一つです。
・超音波振動援用加工や非接触搬送は、文面では語りきれない面白い技術です。お気軽に見学にお越しください。

  • 図1 鏡面加工された射出成型用金型鋼および超硬合金図1 鏡面加工された射出成型用金型鋼および超硬合金
  • 図2 超音波エネルギを重畳した研削液によるSUS304薄板(厚さ0.2㎜)の加工図2 超音波エネルギを重畳した研削液によるSUS304薄板(厚さ0.2㎜)の加工
  • 図3 チタン合金に対する加工可能な穴の数図3 チタン合金に対する加工可能な穴の数
  • 図4 透明材料の切削加工時に作用する応力分布の高速度撮影図4 透明材料の切削加工時に作用する応力分布の高速度撮影
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