開放特許抄録集環境関係

整理番号:0009

可逆的に水素を吸蔵放出する材料及び該材料を充填した水素吸蔵装置

利用分野

アモルファスないし微結晶水素化窒化炭素からなる可逆的に水素を吸蔵放出する材料(水素吸蔵材料)

発明者

  • 斎藤 秀俊
  • 伊藤 治彦
  • 大塩 茂夫
  • 大河原 吉明
  • 赤坂 大樹

発明の目的

特別な材料や特殊な工程、装置等を必要とせず安価に製造でき、しかも水素吸蔵量が大きく可逆的に水素を吸蔵放出する材料、及びこの材料を充填した水素吸蔵装置です。

概要

水素、炭素及び窒素を構成原子とし、材料中に3~60原子%の窒素を含有するアモルファスないし微結晶水素化窒化炭素によって、可逆的に水素を吸蔵放出する材料を構成します。

特徴・効果

本発明の水素吸蔵材料は、安価な原料を使用し、特別な材料や特殊な工程、装置 等を必要とせずに製造することができるので、従来の水素吸蔵材料に比較して、極めて低コストで水素吸蔵量の大きい水素吸蔵材料を製造することができます。

発明の詳細・図面等

【特許請求の範囲】

水素、炭素及び窒素を構成原子とし、材料中に3~60原子%の窒素を含有するアモルファス乃至微結晶水素化窒化炭素からなる、可逆的に水素を吸蔵放出する材料。

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【詳細】

水素吸蔵材料を構成するアモルファスないし微結晶水素化窒化炭素は、例えばプラズマCVD法や熱分解重合法により製造します。

プラズマCVD法によりアモルファスないし微結晶水素化窒化炭素を製造する場合は、 反応室内に導入した原料ガスを、マイクロ波プラズマ、電子サイクロトン(ECR)共鳴プラズマ等によって活性化し、分解、重合させます。

水素化窒化炭素を形成する原料としては特に制限はなく、原理的には、ガス化可能な 水素、窒素及び炭素を含有する化合物であればよく、好ましくはシアン化ハロゲンや有機ニトリル化合物等のシアン化合物や、脂肪族、脂環式、芳香族等の炭化水素や、窒素、アンモニア、各種有機アミン等の含窒素化合物等の材料です。

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装置の概要

ライセンス情報

特許登録番号
第3747243号
登録日
H17年12月9日(2005年)
権利満了日
R3年3月26日(2022年)
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実施許諾
権利譲渡

事業化情報

実施実績
無し
許諾実績
無し

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