開放特許抄録集環境関係

整理番号:0079

酸素センサ

利用分野

内燃機関の排気ガス検出装置、被測定ガス中の酸素濃度検出装置

発明者

  • 高田 雅介
  • 岡元 智一郎
  • 飯浜 和史

発明の目的

簡単な構造で、しかも小型・軽量、安価で、かつ低消費電力で信頼性の高い酸素センサを提供します。

概要

この発明は、線材の両端に電源を設け、この線材に流れる電流を測定する電流計を設けた酸素センサで、前記線材には同一の希土類元素Lnを含むLnBa2Cu3O7-δとLn2BaCuO5を混合した複合セラミックスの線材を用いたものです。

特徴・効果

この酸素センサは室温作動全固体センサで、この酸素センサを用いることにより酸素センサの素子自体の構造を極めて簡素に構成でき、システム全体の構成も簡便となります。

したがって、センサ自体の小型化、軽量化が図れると共に、安価で、低消費電力の酸素センサとすることができます。

さらには、酸素センサ自体の信頼性も従来に比し格段に高まります。

発明の詳細・図面等

【特許請求の範囲】

線材の両端に電源を設け、前記線材に流れる電流を測定する電流計を設けた酸素センサであって、前記線材に同一の希土類元素Lnを含むLnBa2Cu3O7-δとLn2BaCuO5とを混合した複合セラミックスの線材を用いたことを特徴とする酸素センサ。

$00A0

【詳細】

線材1の両端に導線4を介して電源2を接続し、線材1と電源2の間に電流計3を導線4を介して接続し、前記線材1に流れる電流を測定します。

測定は、酸素センサの線材1を管体5内に設け、管体5内には被測定ガス6を流入させて、その時の電流計3の計測値により被測定ガス中の酸素濃度を検出することにより測定できます。

これにより、例えば、内燃機関の排気ガスや、被測定ガス中の酸素濃度を簡便な方法で検出できます。

$00A0

酸素センサの基本構成

$00A0

線材に発生したホットスポットの様子

ライセンス情報

特許登録番号
第4714867号
登録日
H23年4月8日(2011年)
権利満了日
R6年9月21日(2025年)
DIR_ROOT
実施許諾
権利譲渡

事業化情報

実施実績
有り
許諾実績
有り(実施中)

特許に関するご質問は、お問い合わせ票をご利用ください。

お問い合わせ票 ダウンロード
  • 機械関係
  • 電気関係
  • 情報関係
  • 化学関係
  • 材料関係
  • 環境関係
  • バイオ
  • その他

開放特許に関する
ご相談

開放特許に関するご相談は、下記の「お問い合わせ票」をダウンロードして内容を記入してご連絡下さい。

ご利用検討の詳細説明や、実施上の技術支援等のご要望、当ウェブサイトに関するお問い合わせに関してもお問い合わせ票をご使用下さい。
実施契約等、実施上の詳細は本学の学内規定に基づきご相談させて頂きます。

お問い合わせ票 ダウンロード