開放特許抄録集情報関係
整理番号:0052
符号ダイバーシチ通信方法及び符号ダイバーシチ通信システム
携帯電話や無線LAN等の移動体通信におけるスペクトル拡散通信方式
発明者
- 太刀川 信一
- 長谷部 悟史
- 荻原 春生
発明の目的
送信信号の振幅を一定に保つ定振幅合成系列の構成とすることで、送信機出力段の負担を軽減し、干渉抑圧性能を向上させます。
概要
送信機側では、直交化巡回シフトM系列の集合の和に、拡散用PN系列を乗じて±1で定振幅となる系列をつくり、それにデータを乗じて送信し、受信側では、拡散用PN系列と直交化巡回シフトM系列の一部の系列によって逆拡散して相関をとり、相関の分散から重み係数を求め、重み係数を乗じて各ダイバーシチのブランチの加算を得るようにしたものです。
特徴・効果
この発明は、送信機側で直交化巡回シフトM系列の集合の和に、拡散用符号系列を乗じて定振幅となる系列を生成し、当該生成した系列に送信データを乗じて送信する符号ダイバーシチ通信方法としているので、送信機の出力段で負担を増大させることがないという効果と共に、受信機前段に振幅リミッタを設けても、信号波形の劣化が少ない等多くの効果があります。
発明の詳細・図面等
【特許請求の範囲】
直接拡散スペクトル拡散方式における符号ダイバーシチ通信方法であって、送信機側で、直交化巡回シフトM系列の集合の和に、拡散用符号系列を乗じて定振幅となる系列を生成し、当該生成した系列に送信データを乗じて送信することを特徴とする符号ダイバーシチ通信方法。
$00A0
【詳細】
送信機10が、直交化巡回シフトM系列の集合の和に、拡散用符号系列を乗じて定振幅となる系列を生成し、当該生成した系列に送信データを乗じて送信する変調器11を有し、受信機20が、送信機10から送信された信号を、拡散用符号系列と直交化巡回シフトM系列の部分集合の和系列によって逆拡散する復調器21と、逆拡散された信号を積分してブランチの相関を出力する積分器22と、逆拡散した信号に、相関の分散に対応する重み係数を乗算する乗算器23と、乗算された信号を合成する合成器24とを有する構成となっています。
$00A0
符号ダイバーシチ通信システムの構成ブロック図
ライセンス情報
- 特許登録番号
- 第4534038号
- 登録日
- H22年6月25日(2010年)
- 権利満了日
- R6年1月12日(2025年)
- 実施許諾
- 可
- 権利譲渡
- 否
事業化情報
- 実施実績
- 無し
- 許諾実績
- 無し
特許に関するご質問は、お問い合わせ票をご利用ください。
お問い合わせ票 ダウンロード