開放特許抄録集機械関係

整理番号:19018

製氷方法および製氷装置

利用分野

硬くて透明度が高い飲料用向け氷

発明者

  • 上村 靖司

発明の目的

原料液の含有成分を変えることなく、硬度および透明度が高く、飲料用容器と同様の大きさを有するという3つの特性を兼ね備える単結晶氷の製氷方法および製氷装置を提供することを目的とする。

概要

本発明の一の観点に係る製氷方法は、原料液を大気に触れながら静置状態で温める工程と、温められた原料液を密閉状態で予冷する工程と、予冷された原料液を製氷装置で凍らせる製氷方法であって、製氷装置は、上部に開口部を有する容器と、開口部を覆う冷却槽と冷却槽の上面又は内部に設けられた放射冷却装置と、容器の内部と連通する緩衝容器とを備え、容器の上縁に載置された冷却槽の下板に接するまで充填された容器内の前記原料液を単結晶氷に氷結することを特徴とするものである。
また、本発明の他の一観点に係る製氷装置は、上部に開口部を有し原料液が充填された容器と、開口部を覆い、容器の上縁に載置された冷却槽と、冷却槽の上面又は内部に設けられた冷却装置と、容器の内部と連通する緩衝容器とを備え、冷却層は容器に充填された原料液に当接する下板を有し、原料液は大気に触れながら静置状態で温めたときの平衡状態となる溶存ガス濃度を維持する液であることを特徴とするものである。

特徴・効果

硬くて透明度が高く、飲料用容器と同様の大きさを有する商品価値の高い単結晶氷を製造できる。また、原料液の含有成分を変えることがないため、微量のミネラル含有量が味覚に影響するような天然水をもそのままの成分で利用できる。

ライセンス情報

特許登録番号
特許第7430896号
登録日
2024年2月5日
権利満了日
2039年11月18日
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実施許諾
権利譲渡

事業化情報

実施実績
無し
許諾実績
有り(実施中)

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