開放特許抄録集材料関係

整理番号:18045

有機半導体素子

利用分野

電子写真感光体、有機電界発光素子、有機太陽電池、有機トランジスタ、バイオセンサ、整流素子等の有機半導体素子

発明者

  • 梅田 実
  • 松田 翔風
  • 佐々木 啓登

発明の目的

本発明の第一の目的は、低駆動電圧で電極から有機半導体に電荷注入する電極$2014有機半導体構造体を提供することにある。詳細には、電極からの電荷担体の注入を低電圧で生ずる電極$2014有機半導体構造体を提供することである。本発明の第二の目的は、該電極$2014有機半導体構造体を有してなる有機半導体素子を提供することにある。とりわけ、整流素子と有機EL素子が該有機半導体素子としてあげられ好適に適用される。

概要

第一電極と第二電極と、炭素ナノ構造体を含有した有機半導体層を有し、有機半導体層の有機半導体がトリフェニルアミン誘導体であり、第一電極と第二電極のいずれか一つの電極と有機半導体層の間に、炭素ナノ構造体の含有量が0.65重量パーセント未満である第二の有機半導体層を有し、第二電極は第一電極に対向し有機半導体層を介して積層され、かつ、第一電極と第二電極が互いに直接接触しないよう設けてなり、炭素ナノ構造体がC70よりも大きい分子サイズである有機半導体素子。

特徴・効果

本発明によれば、電極上に、炭素ナノ構造体を含有した有機半導体層を設けてなり、該炭素ナノ構造体がグラフェン及び/又はカーボンナノチューブから選ばれる一種以上を0.65重量パーセント以上10重量パーセント以下含むことを特徴とする電極-有機半導体構造体を形成することにより、電極からの電荷担体の注入を低電圧で生ずる電極-有機半導体構造体を提供することができ、低消費電力により作動する電子写真感光体等を提供できる。
さらに、該電極-有機半導体構造体を有しながら電極を複数にしてなる有機半導体素子を形成することにより低電圧つまり低消費電力により作動する整流素子や有機電界発光素子、有機太陽電池、有機トランジスタ、バイオセンサ等の有機半導体素子を作製できる。このような有機半導体素子は無機半導体に比較して簡便かつ低温プロセスにて製造できるため、簡易な製造設備によりフレキシブル基板に素子を設けることができる。

ライセンス情報

特許登録番号
特許第7325084 号
登録日
2023年8月3日
権利満了日
2039年3月25日
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実施許諾
権利譲渡
応談可

事業化情報

実施実績
無し
許諾実績
無し

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